「AI時代の離散数学」(オーム社)
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「AI時代の離散数学」茨木俊秀著を、2020年8月オーム社から
出版することができました。これは以前、昭晃堂から出版
した「情報学のための離散数学」の改訂版とも言えるのですが、
以前の第3章をディープラーニングを解説した新しい
第3章に変更するなど、大幅な改訂を加えています。その他の章
も細かい修正を多数加えましたので、以前より読みやすく、
ミスも少なくなったと思います。それを反映するためタイトルも
新しく定めました。本文 274 ページ、2700 円です。
以下に目次を示して、内容紹介に替えます。 |
第1章 基礎概念
1.2 写像(関数) 1.3 関係 1.4 グラフ 1.5 命題と述語 1.6 数学的帰納法 1.7 アルゴリズムとその複雑さ 1.8 文献と関連する話題 練習問題 ひとやすみ:放浪の数学者エルデシュ
2.2 論理回路への応用 2.3 論理式と簡単化 ひとやすみ:ブール関数の誕生と歴史 2.4 論理関数の双対理論 2.5 充足可能性問題(SAT) 2.6 文献と関連する話題 練習問題 ひとやすみ:論理関数の拡張
3.2 ニューラルネットワーク(NN)の仕組み 3.3 誤差逆伝播法による誤差の最小化 3.4 NNによる教師あり学習 3.5 畳み込みNN、その他 3.6 ディープラーニング展望 3.7 文献と関連する話題 練習問題 ひとやすみ:人工知能小史
4.2 グラフの探索とその応用 4.3 平面的グラフ 4.4 グラフの彩色 4.5 文献と関連する話題 練習問題 ひとやすみ:ケーニヒスベルグの橋:グラフ理論の始まり
5.2 ネットワークフロー問題 5.3 マッチング問題 5.4 重み付き無向グラフの最小カット 5.5 文献と関連する話題 練習問題 ひとやすみ:結婚問題あれこれ
6.2 2項定理と多項定理 6.3 包除原理とその応用 6.4 母関数 6.4 差分方程式 6.6 文献と関連する話題 練習問題 ひとやすみ:フィボナッチ数 文献 索引 茨木研究室のホームページへ |